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2009年3月

2009年3月22日 (日)

春の兆し むんむ~ん ❤

しばらく、ご無沙汰していましたぁ・・・汗

1月の投稿から、今はすっかり春の兆しが感じられるこちら阿寒湖温泉。
去年からみると、雪の量は3倍ほどあり、
あちらこちらで、固雪の山が、どてっと、居座っております。

今年の山は、期待できそう~♪と、今からわくわくしています!

さて、この頃、お店の暇な時間帯・・・ハマって読んでいるのが、
更科源蔵著、『アイヌの民話集』という本。

昭和38年に初版され、民話を語った古老の名前も載っていて、
目次を見ると、「人間の話」 「獣の話」 「魚の話」 「草や木の話」・・・
などと分類されていて、
アイヌの世界観?視点?カムイとアイヌの関係?!
とにかく、ユーモアたっぷり!おもしろいっっ

なにがおもしろいって、何かの本や資料で見聞きしたことではなく、
口承だけで、おもむろにアイヌのエカシやフチが語って聞かせた事を
記録した物語であるということ・・・

っと、私の意味不明な感想を書き連ねても仕方がないので・・・?!

この本の、一番最初に載っている物語(民話?)を、紹介します。

アイヌ民話集 更科源蔵著
《人間の話》  「 人間創造 」

天地を創造した国造神(コタンカラカムイ)が、大体の国造りを終った。
「やれやれ、くたびれた」
と、大きな山の上に腰をおろして、きれいに出来上がった世界の上を
目をほそくして満足そうに眺めわたしたが、急に浮かない顔になり、
しきりに首をひねって、独り言を言いだした。
「どこが足りないのだろう? 何だか物足りない?・・・」
いろいろ考えたあげく、そばにいた夜の神様に、
「何かお前の思いつくものをつくってみろ」 といいつけた。

言いつけられた夜の神もこまって、しきりに首をひねっていたが、
なかなか良い考えも浮かばず、足もとの泥をすくいあげて、
それを大きな拳の中で丸めたり、壊したりしているうちにふと思いついて、
そばの柳の木を折って長細く丸めた泥の中に通し、
ハコベをとってきて一方に植え、それをそっと土の上に置き、
アユギという、死んだものを生き返らす力をもった、扇のようなもので
パタパタとあおいでいると、泥がだんだん乾いてきて、人間の肌になり、
ハコベを植えたところが人間の頭になってハコベが髪になった。

喜んだ神様はそれに「眠むたい」とか「食べたい」とかいう、
12の慾の玉を体に入れると、すっかり完全な人間ができあがた。

国造神(コタンカラカムイ)も、この夜の神の創造した人間を、たいへん喜んだが、
夜の神がつくったのはどれもこれも男ばかりだったので、
せっかくつくってもだんだん死んで減ってしまう。

そこで昼の神様にも協力してもらって、人間つくりをすることにした。
すると昼の神様がつくったのは、みんな女だったので、
人間はだんだん多くなるようになった。

人間の男の肌が黒いのは、夜の神様がつくったからであり、
女の肌が白いのは、昼の神様がつくったからである。
それから人間がとしをとると腰が曲がるのは、
老木になると曲がる柳の木を背骨にしたからである。
だから子供が生まれると、この木をとってきて守神の木幣(イナウ)をつくり、
背骨と同じように、人間を支えられるのだ。

こうして人間をうまく創り終わったので、夜の神も昼の神も
国造神(コタンカラカムイ)に褒められて、天にのぼって、
太陽と月になったという。

〔北見美幌町野崎 / 菊池儀之助老伝承〕

だそうです~♪♪
私は、昼の神様に創ってもらったのねぇ~~~☀

次回は、獣の話! お楽しみにィ~!

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